自宅のnasneをnasne → Wi-Fi(5GHz 11a)→無線LAN機器→有線LAN→PS3という形で、途中にWi-Fiを通じて使用しています。
今まで、Wi-Fiを通したこともあり「nasneで録画した番組の再生が途切れ途切れになってしまう」「nasneで録画した番組の音声も途切れたり、聞こえなかったりする」ということもありました。
この原因もWi-Fiの速度自体が遅いのが原因ではと思っていたのですが、意外なところを変更することで、私の家の場合、解決することができました。
それは、Wi-Fiルーターのチャンネル幅の設定です。

一般的にチャンネル幅が広い(例えるなら高速道路)なら伝達することのできる情報が多いため、なるべく広いチャンネル幅を確保できれば、より高速のデータ通信を行うことができます。しかし、チャンネル幅が狭いと逆にデータ通信速度が遅くなってしまいます。
とすれば、Wi-Fiルーターのチャンネル幅を80MHz幅にすれば良いのでは?と思いがちですが、実はそうではなかったのです。
試しにチャンネル幅を80MHzから「20/40MHz」に変更してみました。そうしたら、今まで再生が途切れ途切れになっていた動画がスムーズに再生されて、音も問題なく再生することができました。
自分なりに原因を考えてみたのですが、「80MHzという広範囲な電波を一度に使うと、同時に他の周波数帯で通信に使われていると干渉しやすい」というのが有力かも。実際に、5GHz帯対応のWi-Fiルーターが増えてきた中で、20MHzを一つの道路とすると、80MHzでは4車線の道路と表現することができます。しかし、他人も道路を2車線(40MHz)使うとなると、他人の使用量によっては、自分自身が使用している車線を共有することもあり、いくら自分が使えるのが4車線でも速度が遅くなってしまいます。しかし、予め1車線(20MHz)を指定して使用すると、他人からの干渉を受けづらく、ある程度の通信速度を出すことができるのではないかと思います。
nasneを設置している部屋と実際に使いたい機器がある部屋が別の場合、Wi-Fiで接続するのが理想的。しかしながら、転送速度の問題で有線接続を余儀なくされる場合もありますが、Wi-Fiルーターのチャンネル幅を変更するというのは覚えておいて損はないかもしれません。