auは4G LTEに相当な自信があるけれども、ユーザー的にはまだまだ

KDDIの田中社長のプレゼン見させていただきました。田中社長の話し方はどこか面白いな、というところがあります。

さて、auの冬モデルはやっぱり、LTE推しなのかなと思っていたら、田中社長が頑張って、発表されたすべての機種にLTEを搭載して、HTC J butterfly以外のスマートフォンは11月2日発売。早めの発売なので、Android4.0搭載。せめてもの一回ぐらいOSのメジャーアップデートを頑張ってもらいたいところなんですが、フラッグシップ的な要素が含まれる機種で、ドコモで人気のGalaxyシリーズのGalaxy S3 ProgreやXperia VLのJB(Android4.1)のアップデートの未定は残念。

LTEで頑張るなら、端末でも、もうひと踏ん張り欲しかった。WiMAXと比べ、RTTが良いLTEをPCで使いたい方もいらっしゃるはずなので、モバイルWi-Fiルーターも1機種欲しかったです。

LTEのネットワークに期待

田中社長が「3つの“本気”」として「エリアの広がり」「電波のつながり」「auのこだわり」としてプレゼンで紹介されていたのですが、個人的にもLTEのネットワークには非常に期待しています。

周波数は800MHzのゴールデンバンドを利用できるので、屋内でも相当な繋がりやすさを期待できそうですし、なるべく電波の弱くなりそうなところには、”ピコセル”という小さな基地局を設置して、なるべく繋がりやすくするという取り組みには評価に値します。

個人的に一番、auのLTEを使いたくなったのは、基地局同士が連携して、LTEから3Gへのハンドオーバーが、なるべく通信を途切れることなく行われる「Optimizes Handover」という技術。ドコモのXiでは、LTE→3Gのハンドオーバー、逆の3G→LTEのハンドオーバーがスムーズに行われずに、一瞬、通信できなくなるタイミングが体感的にあるのですが、auのLTEだとこの辺りはうまく調整されているのかな、と思います。

田中社長のおっしゃっていた「我々は品質を大事にしたい」という言葉。サービスを始めたばかりなのにも関わらず、2年のアドバンテージがあるはずのドコモを、もうとっくに追いついている自信から来ているのではないかと思います。品質を大事にする=auのこだわり、田中社長の考えにはとにかく応援させていただきます。しかし、もう1社のほうは品質なんぞ気にされないようで。

WiMAXはオワコン

2012年冬モデルから、WiMAX搭載モデルが完全になくなったのは、ある意味、意外でしたね。実は、1、2機種でもWiMAX対応機種を出しておいて、ユーザーが好きなネットワークを選べるような形になるのではないのかな、と思ってまして。やはり、KDDI的には、WiMAXはLTEが本格稼働するまでの繋ぎ、現段階でLTEには相当な自身があることだったんですね。

WiMAX自体、実質、通信制限がないに等しかったのですが、一部から、従量制のあるLTEへの移行は慎重にしたいという声もあるので、ちょっと残念。田中社長からUQ的にも、ユーザーが増加して周波数帯が混雑している、との発言もあったので、やはり、有限の電波を使う以上、従量制も時間の問題ではなさそうです。

一般ユーザー的に7GB制限のLTEに移行できる?

Kdd

※au公式サイトより(2012年10月17日現在)

気になったのは、4G LTEのプランでは、7GBまでしか高速通信をすることができない点。ドコモでも、7GB制限が当たり前なんですが、一般ユーザーに周知不足のようで、「突然遅くなった」「動画が見られない」とYahoo!知恵袋によく書かれているようです。現段階で、ドコモ・auとも、ユーザーがLTEのスマートフォンにする際に、7GBを超えると128kbpsに速度が落ちます、と完全に把握しているとは思えないし、それよりもauの公式サイトのように誤解を招く表現があったりするので、やはり、KDDI的にも、4G LTEにすると7GBで通信速度の制限がかかりますと徹底的に周知する必要があると思います。

そういえば、Wi-Fiを使えば通信量を節約できると言って、モバイルWi-Fiルーターを売りつける本末転倒なソフトバンク(笑)という業者もある訳で。どこの会社の回し者ではないのですが、自宅で使うなら、固定回線にWi-Fiルーターを設置し、外出先で利用できる場所では、Wi-Fiスポットを使い、外でテザリングなどのデータ通信を頻繁にするなら、モバイルWi-Fiルーターを別で契約するすべきだと思います。

ドコモのプラスXi割の本質が見えたかもしれない……

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