学生向け月額2980円のデータ通信端末「タダスマ」は得なのか?

学生向けに月額2980円でイー・モバイルのデータ通信を利用できるサービスが「タダコピ」の運営企業から発表されました。

「タダコピ」とは、大学に、無料で利用できるコピー機を設置して、コピー用紙の裏面に提携企業からの広告を表示し、広告費で運営費をまかなっているサービスらしいです。私の大学にはそのようなコピー機はないので、詳しいことはわからないのですが。

「タダスマ」とは何なのか?

「タダスマ」とは、3年間の継続利用を前提に、データ通信料として月額2980円を負担すれば、その他の費用は一切かからないことを謳い文句にしたサービスです。端末は、イーモバイルで販売されている型落ちの「Pocket Wifi S」というスマートフォンを利用でき、端末の費用も無料とのことです。

月額料金が他社(イーモバイルMVNO業者含む)と比べて比較的安いのは、端末のロック解除やメールアプリ起動時に広告が表示されて、本来かかるであろうデータ通信料の一部を提携企業からの広告収入でまかなっているとのことです。

タダスマは得なのか?

結論から言うと、スマートフォンとして利用するのにも、モバイルWi-Fiルーターとして、PCなどをインターネットに接続する道具としても、あまり得ではないと個人的には思います。

純粋にスマートフォンとして

純粋にスマートフォンとして利用するに当たって、気になるのが3年縛り。大抵のキャリアでは、2年間の端末の継続使用を前提としていますが、果たして3年間同じスマートフォンが故障せず利用できるのか気になる点です。それに加えて、利用可能エリアの狭さも問題です。エリアは、イー・モバイルのエリアとのことですが、大手3キャリアと比べて、地方などでは繋がらないということもあり得ます。最後に、端末購入の初期費用などがどうしてもかかってしまう点はあるのですが、同等価格でドコモ網でのデータ通信が可能なサービスがあり、それと比較すると、広告が強制的に表示される「タダスマ」は見劣りしてしまう点。

安くスマートフォンを使いたい場合には、個人的に、中古携帯電話販売店(「じゃんぱら」というショップがおすすめ)で、ドコモのスマートフォンを購入し、ドコモMVNO業者のSIMカードを挿入して利用するのがベストだと思います。ドコモMVNO業者としては、2年縛り・月額2985円のSo-netの「So-net モバイル 3G」もしくは、プロバイダ老舗のIIJが提供する、縛りなし・月額945円で128kbps通信ができる「IIJmio 高速モバイル/D」が良いかと思います。

端末購入や、申し込み、設定など、ハードルが高いのは事実なのですが。

※「MVNO」とは、 キャリアから一定の帯域を借り受けて、利用者に回線を再販する業者。

モバイルWi-Fiルーターとして

モバイルWi-Fiルーターとして利用する際には、「タダスマ」は魅力的な選択肢に思えますが、よくよく考えてみると、「タダスマ」で利用できる端末が、下り7.2Mbpsまでしか出ず、WiMAXなどと比較すると遅く感じることが幾度かあると思います。また、端末で広告が表示されるとのことですが、Wi-Fiルーター機能を利用しようとしても、広告が表示されてうざい時もあると思います。

同価格帯で、モバイルWi-Fiルーターを使いたい場合、ヤマダ電機などの家電量販店とかで、イー・モバイルの在庫処分セールで、通常の月額価格よりも安く契約できる場合があったり、前述の通り、ドコモMVNO業者を使ったほうが、ストレスなく、外出先からインターネット接続ができるのではないのかと思います。

個人的に

「タダスマ」という選択肢は悪くないと思うのですが、同等価格帯で、広告表示なしなサービスがある以上、使ってみたいとは思えません。仮に「タダスマ」を契約して、中のSIMカードを抜いて、他のイー・モバイルの端末に入れてしまえば、広告表示も回避でき、悪くはないと思うのですが、3年縛りという点で拒否感を覚えてしまいます。

※参考:月額2980円、学生向けデータ通信端末「タダスマ」発表 – ケータイWatch

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